【競艇のSGやG1】レース別の出場条件や優勝賞金まで徹底解説!

 

競艇にはSGやG1など、レースによって種類があるのはご存知の方も多いと思います。

 

しかし、実際には、どのレースにどの選手が出場できるのか?など、細かいことがわからない人も多いと思います。

 

今回当記事では、競艇のレースのグレードから、その最高峰といえるSGやG1について、詳しく紹介していきます。

 

グレードが高いほど華々しいレースになり、グレードや優勝賞金を知っている方がレースを見るのも、予想するのも楽しめると思いますのでぜひ、参考にしてくださいね。

 

グレードとは?

 

競艇のレースにはグレード(階級)が存在し、選手の成績によって出場するレースが以下のクラスに分けられます。(出場条件が厳しいとされる、グレードの高いレースから順に記載します)

 

・SG

・PG1

・G1

・G2

・G3

・一般戦

 

グレードが上がるほど出場条件のハードルは高くなり、A1クラスの選手の中でも、本当に実力のある選手しか出場できなくなっていき、グレードが高いレースほど華々しいハイレベルなレースが楽しめるでしょう。

 

SGとは?

競艇はグレード別に楽しみ方があるとも言えるのですが、中でも競艇界の最高峰と言われるSG競艇は、全てのレースの中で最もグレードの高いレースで、1年に9回しか開催されません。

 

SG』とは、スペシャルグレードの略称で、競艇ファンに長年愛され続けている、文字通り格式の高いレースになります。

 

しかも、9レースそれぞれに厳しい出場条件があるのです。

 

例えば毎年末に開催される競艇の中でも1番のビックタイトルといえるSG『グランプリ』には、その年の獲得賞金ランキングの上位18名しか出場できません。

 

競艇選手は約1,600名いるので、上位0,1%の選手しか出場できないことになります。

 

このことからもSGの出場条件は相当ハードルが高いからと分かりますね。

 

そのため『グランプリ』の優勝賞金は、なんと1億円と、かなりの高額になっています。

 

選手にとってはSGのレースは名誉と収入を同時に得ることができ、全ての競艇選手にとって憧れの舞台とされています。

 

G1とは?

続いてG1について見ていきましょう。

 

『G1』とはそのままの意味で、グレードワンの略称で、SGの次にグレードの高いレースとして、こちらも競艇ファンから長年愛されているレースです。

 

しかし、競艇界では2014年からはG1扱いだったレースの中でも、特に人気の高いレースをPG1(プレミアムG1)と定められました。

 

G1から派生した名前ですが、グレードはG1よりも高く、レースの人気やレベルはSG並みの盛り上がりと言えるでしょう。

 

該当するのは以下の5レースで、SGのレースと同様に日本全国の競艇場や場外売り場で舟券を購入できます。

 

・マスターズチャンピオン

・レディースチャンピオンシップ

・ヤングダービー

・ボートレースバトルチャンピオントーナメント

・クィーンズクライマックス

 

PG1開催日程・開催レース場などは、SGと一緒に毎年6月頃の定例常任委員会で決定されています。

 

競艇界最高峰とされるSGの出場条件とは?

前記したようにSGのレースは年間で9レースしか開催されませんし、レース毎に厳しい出場条件が定められています。

 

競艇界の最高峰レースの出走条件って気になりますよね。

 

以下にSGのレース毎の出走条件をまとめたので順に見ていきましょう。

 

ボートレースクラシック

前年の1月1日から12月31日までの『SG、G1、G2の優勝者』、『G3、一般戦での優勝回数の上位者』

 

ボートレースオールスター

『ファン投票の上位者』と『選考委員会で選出された選手』

 

グランドチャンピオン

前年4月1日から当年3月31日までの『SGの優勝戦の完走者』と『SGの予選での得点上位者』

 

オーシャンカップ

前年5月1日から、当年4月30日までの『G1、G2の優勝戦における着順点の上位者』

 

ボートレースメモリアル

『レースが開催される競艇場からの希望選手』と『レースが開催されない23ヵ所の競艇場からの推薦選手』

 

ボートレースダービー

前年8月1日から当年7月31日までの『勝率上位者』

 

チャレンジカップ

当年1月1日から10月31日までの『獲得賞金ランキングの上位者』

 

グランプリシリーズ戦

当年1月1日からチャレンジカップ最終日の『獲得賞金ランキングの19位から60位の選手』

 

グランプリ

当年1月1日からチャレンジカップ最終日までの『獲得賞金ランキングの1位から18位までの選手』

 

ボートレースダービーやグランプリのように、選手の実力が色濃く反映されるレースもあれば、ボートレースオールスターやボートレースメモリアルのように選手の人間性で選出される場合もあると言えるでしょう。

 

SGはレースによって出場条件が異なるので、出場条件を覚えておいたり、観戦前に調べておくとSGをより楽しめるかも知れませんね。

 

G1、PG1やSGの優勝賞金って?

 

全競艇選手の憧れの舞台であるSGや、大きな目標となるG1、PG1のレース。

 

それだけのレースならもちろん、優勝賞金も気になりますよね。

 

続いては各グレードの優勝賞金も見ていきましょう。

 

G1の優勝賞金は480万円〜1,000万円

G1クラスの優勝賞金は、最低とされる地区選手権でも480万円です。

 

2019年4月に地区選手権以外のG1レースの優勝賞金が100万円ずつアップしていて、年々人気と注目度がアップしている傾向にあると言えるでしょう。

 

地区選手権以外はA1クラスの選手しか出場できないので、比例して優勝賞金も高額になっていき、G1で1番高額の優勝賞金は『周年記念競走』の1,000万円です。

 

G1制覇は非常に難しく、運だけで勝つことは不可能と言われています。

 

また、G1優勝を果たしてこそ初めて一流の競走選手になれるとも言われていますね。

 

PG1の優勝賞金は1,100万円〜1,500万円

G1よりもグレードが高いPG1の優勝賞金は、1,100万円〜1,500万円となっていますが、ほぼ1,100万円となります。

 

大晦日を最終日に開催される、女子選手版グランプリのようなレースの『クイーンズクライマックス』だけは最高賞金額の1,500万円となっています。

 

『クイーンズクライマックス』は、まさに女子選手にとってのグランプリでもあるタイトルなだけに狙っている女子選手も少なくはないでしょう。

 

SGの賞金は1,600万円〜1億円

最後に競艇界最高峰のレースであるSGの優勝賞金を紹介します。

 

SGでは12月に行われる『グランプリシリーズ戦』が最低額なのですが、それでも1,600万円とかなり高額の賞金になっています。

 

また、最高金額も同じく12月に行われる『ボートレースグランプリ』でこちらの優勝賞金は1億円と競艇界の最高賞金額のレースになります。

 

競艇選手の平均年収は1,600万円と言われていて、SGの最低賞金である『グランプリシリーズ戦』で優勝できれば競艇選手の平均年収に達するほどSGの賞金は高額になっています。

 

また、SGで優勝する場合にはそれまでの過程での賞金なども得ている事になるため、実際に得ている賞金額はさらに高額ということになります。

 

SGに出ている競艇選手の収入は、それほど夢があるということですね。

 

まとめ

今回当記事では、競艇のレースでも最高峰のSGやG1のグレードについて詳しく紹介してきました。

 

ハイグレードになればなるほど賞金額も上がりますが、出場条件もきびしくなります。

 

しかし近年では、『クイーンズクライマックス』など女子選手のタイトルなども盛り上がりを見せるなど競艇界も新しい形を見せています。

 

今後も白熱したレースが見られることに期待しましょう。

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